2013年06月07日

2013年11月22日「トスカ」於 紀尾井ホール

「L'OPERIAコンサート」の第3回目(於 紀尾井ホール)となる今回はプッチーニ作曲「トスカ」を予定しております。
プッチーニの作品の中でも世界の歌劇場で最も頻繁に上演され人気の高い作品です。
登場人物もそれぞれに強い性格表現を要求されますが、カバラドッシ役に笛田博昭、スカルピア役に直野資を迎えて最強のチームができました。ピアノ伴奏はコルペティトールとして我が国を代表する河原忠之が今年も参加する予定です。
大きな時代の流れの中で女性として自らの強い生き方を貫いたトスカの姿を通して会場の多くの皆様に感動と勇気を与えられるよう出演者一同務める所存です。

詳細はこちらをご覧ください。
トスカの魅力を解説したシリーズ《オペラ3つの扉》トスカ編はこちらです。


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posted by chiho at 17:13| 公演情報

2013年06月06日

「トスカ」出演者インタビュー

2013年11月22日公演「トスカ」出演者インタビューを掲載しました。
詳細はこちらをご覧ください。

>>(1)トスカの恋人スカルピア役の 笛田博昭さん
>>(2)『トスカ』警視総監役  直野 資さん
>>(3)ピアニスト 河原忠之さん

公演の詳細はこちらをご覧ください。

posted by chiho at 11:20| 公演情報

2013年06月05日

A-I-U-E-Opera

このページではオペラの魅力についてお話していきます。
まず《オペラのプロフィール》から始めましょう。

オペラoperaという単語はイタリア語で「仕事」「作品」を意味します。その由来はラテン語で同義語の「opusオーパス」(単数属格形 operis)でその複数形主格「opera」となったのです。

オペラは1600年ころ、イタリアのフィレンツェで生まれ400年以上も人々を楽しませ勇気づけてきました。当時古代ギリシャの演劇を復興しようという動きが始まり、ギリシャ悲劇を模範に歌うようなせりふを用いる劇が考えられました。今日でも上演される最古のオペラ クラウディオ・モンテヴェルディ(1567年 - 1643年)作曲の『オルフェオ(1607年初演)』は当時の様式美を今に伝える貴重な作品です。その後時代の美に対する変化や成熟に合わせてオペラの様式もよりダイナミックによりロマンティックに変貌を遂げて行きました。400年経った今私たちが親しんでいるミュージカルや映画音楽にインスパイアしたのがまさにオペラなのです。

骨董の美術品を見る時創られた時代や当時の人々の暮らしに思いをはせる事があります。
オペラは作品を創った人はもう生きていませんが演奏家によって何百年も継承されている呼吸し続ける芸術作品です。そこには歌い手、指揮者、演出家、合唱団(時にはバレエ団)、舞台美術、大道具小道具、衣装、メイク、ほか何十人何百人もの人が公演本番に向けて創り上げて行く総合芸術です。同じ演目を見ても演奏者によってまたその日の共演者とのコンビネーションによって二つとして同じ公演はありません。一期一会の舞台は私たちの人生に良く似ています。そして長い年月を生き延びてきた価値ある作品をオペラに携わる人々の手によってより素敵に、より感動的に今に伝えるオペラは貴重な無形の地球の財産だといえます。

私は演奏家の一人として自分をそのすばらしい作品の数々と作者の大切なメッセージを「今からあすへ」と運ぶ運び手だと思っています。各公演でその作品に出合う観客のもとにいかに作品の価値を損ねず運べるかは大切な使命であります。そして最も重要なことはそれらの作品に触れる観客が作品の神髄に接し心ふるわせて共感できることだと思っています。オペラは創る側の人間と観客とが同じ時間と空間を共有し感動を分かち合う最も素晴らしい総合的ライヴ・パフォーマンスなのです。
次回はそのオペラの源流を訪ねる《オペラは古代ギリシャから始まる長い歴史の普遍的テーマを描いています》というタイトルでお話ししたいと思います。


posted by chiho at 14:26| オペラの魅力